赤川系浄水場等および東部地区水道施設管理業務
受注候補者選定評価基準
平 成 2 7 年 9 月 函 館 市 企 業 局
1 審査方式
「赤川系浄水場等および東部地区水道施設管理業務」を受注する民間事業 者 ( 以 下「 受 注 者 」 と いう 。) は , 当 該 業 務の 専 門的 知 識や 技 術力 を 有す る ことが求められることから,受注者の決定にあたっては,技術能力による評 価を行ったうえで優先交渉権者を決定し契約する,公募型プロポーザル方式 を採用する。
この選定評価基準は,公募型プロポーザル方式により受注者を決定するた めに,参加者から提出された提案書を客観的に評価する基準として示すもの である。
評 価 は , 函 館市 企 業 局 ( 以 下 「 企業 局 」 と い う 。) が 別 に 定 める 「 赤川 系 浄水場等および東部地区水道施設管理業務受注候補者選定審査委員会(以下
「委員会」という。)」において行うものとする。 2 公募型プロポーザル方式の手順
公募型プロポーザル方式の手順は,次のとおりとする。 (1) 参加資格要件の確認(以下「資格確認」という。)
企業局は,参加申込書および資格確認書類により,参加資格要件を満た していることを確認する。資格不備と認めた場合は,失格とする。
(2) 最優秀提案書の特定 ア 提案見積金額の確認
委員会は,提案価格見積書(様式第15号)に記載された提案見積金 額が提案限度額を超えていないことを確認する。提案見積金額が提案限 度額を超えている場合は,失格とする。
イ 提案内容の基礎審査
委員会は,提案書に記載された内容が,この選定評価基準に示す基礎 審査項目を満たしていることを確認する。基礎審査項目について1項目 でも満たされていないことが確認された場合は,失格とする。
ウ 提案内容の定量化審査
委員会は,提案書に記載された内容について,この選定評価基準に示 す得点化基準に従って評価する。各評価項目を得点化し,参加者からの 提案書について順位付けを行い,得点の合計が最も高い提案書を最優秀 提案書,次点の提案書を優秀提案書として特定する。なお,得点が同点 となる提案が二以上あるときは,同点となる提案の中でさらに提案見積
金額を比較し低廉なものほど優れたものとし優劣を決する。また,提案 見積金額も同価である場合は,くじ引きにより優劣を決する。
(3) 優先交渉権者および次順位交渉権者の選定
企業局は,最優秀提案書を提出した者を優先交渉権者とし,優秀提案書 を提案した者を次順位交渉権者として選定する。
(4) 受注者の決定
企業局は,優先交渉権者と詳細協議を行い,協議が成立した場合には受 注者として契約を締結する。協議が成立しなかった場合,または,契約の 締結までに優先交渉権者が失格した場合は,次順位交渉権者と詳細協議を 行う。なお,次順位交渉権者と協議が成立しなかった場合,または,契約 の締結までに次順位交渉権者が失格した場合は,順次,次の順位者と詳細 協議を行う。
3 審査等の流れ
実施要領等の配布
実施要領,設計図書,選定評価基準,提案書作成要領等
↓
参加申込書および資格確認書類の提出 参加資格要件の確認
↓
提案見積金額の確認
提案見積金額が提案限度額を超えていないことを確認
↓
提案内容の基礎審査
基礎審査項目において満たすべき要件の確認
↓
プレゼンテーション・ヒアリング
↓
提案内容の定量化審査
各項目における提案をこの選定評価基準に基づいて評価
↓
最優秀提案書および優秀提案書の特定
↓
優先交渉権者および次順位者の選定・詳細協議
↓ 契約締結
4 資格確認の方法 (1) 確認項目
参加申込書および資格確認書類により,参加者の参加資格の有無を確認 するとともに,参加資格の制限に該当しないかを確認する。
(2) 確認の流れ
参加申込書および資格確認書類により資格要件について確認し,その結 果を当該者に通知する。
資格要件を満たしている場合は,あわせてプロポーザル提案要請書を送 付する。
5 提案見積金額の確認 (1) 確認項目
提案見積金額が提案限度額を超えていないことを確認する。 (2) 確認の流れ
提案見積金額が提案限度額を超える場合は,失格とする。
提案見積金額が提案限度額を超えていない場合は,基礎審査を行う。 6 基礎審査の方法
(1) 審査項目
提案書の内容が,次の基礎審査項目を満たしていることを確認する。 ア 提案書全体について,同一事項に対する2通り以上の提案,または,
提案事項間の相違,矛盾等がないこと。
イ 提案書全体について,提案書作成要領に従った構成となっていること。 ウ 提案に関連する作成要領に示す項目に対する提案の内容が仕様書等と
矛盾していないこと。 (2) 審査の流れ
提案書から,基礎審査項目の内容を満たしていることを確認する。 基礎審査項目が1項目でも満たされていない場合は,失格とする。 基礎審査項目が全て満たされている場合は,定量化審査を行う。 7 定量化審査の方法
(1) 定量化審査の基本方針
定量化審査による得点が最優秀提案書,優秀提案書を特定することから, その配点および得点化基準については,企業局が本委託に期待する事項の 必要性・重要性を勘案して設定する。
(2) 定量化審査の評価項目および配点
定量化審査の基本方針を踏まえ,項目別の配点は次のとおりとする。
大 項 目 中 項 目
1.業務遂行体制 ( 90点) 1-1 基本方針 10点 1-2 函館市の水道システム 25
1-3 実施体制 40
1-4 企業局職員との連携 10 1-5 セルフモニタリング 5 2.赤川高区浄水場管理業務 2-1 浄水場等の運転管理 30点
( 40点) 2-2 浄水場等の保全管理 5
2-3 付帯業務への対応 5
3.赤川低区浄水場管理業務 3-1 浄水場等の運転管理 30点 ( 40点) 3-2 浄水場等の保全管理 5
3-3 付帯業務への対応 5
4.東部地区水道施設管理業務 4-1 浄水場等の運転管理 15点 ( 30点) 4-2 浄水場等の保全管理 5
4-3 給水栓毎日検査等 5
4-4 付帯業務への対応 5
5 .笹流ダ ム前庭広場・ダ ム公 5-1 公園等の保全管理 5点 園管理業務 ( 10点) 5-2 利用者等への対応 5 6.危機管理 ( 45点) 6-1 総括・副総括責任者の役割 15点
6-2 原水高濁時の対応 15
6-3 リスク管理 15
7.提案見積金額 ( 45点) 45点
合 計 (300点) 300点
(3) 定量化審査における得点化の方法
ア 得点化の方法は,中項目ごとに5段階評価を行い得点を付与する。
評価 評価内容 得点化方法
A 特に優れている 配点×1.0
B 優れている 配点×0.8
C 普通 配点×0.6
D やや劣る 配点×0.4
E 劣る 配点×0.2
イ 提案見積金額に対する得点の付与方法は,次のとおりとする。
得点=配点×最低提案見積金額÷当該提案見積金額 ・・・算定式a
なお,得点は,小数点以下を四捨五入した値とする。
8 評価の視点
各評価項目に係る評価の視点は,次のとおりである。 1.業務遂行体制
1-1 基本方針
委託の趣旨,本業務の内容を十分理解したうえで,留意事項や具体 性などが明確に提案されているかを評価する。
1-2 函館市の水道システム
本市上水道および簡易水道に係る水源,施設配置状況や運用状況な どを十分理解したうえで,本業務に係る留意事項や具体性が提案され ているかを評価する。
1-3 実施体制
総括責任者および副総括責任者,人員配置計画,班編成,従事者の 労務管理,人材育成,役割分担など,業務遂行のための体制整備に関 する考え方,留意した事項,その具体性を評価する。
1-4 企業局職員との連携
水量設定や薬品注入率の適正化,水源系統切り替え,他工事に伴う 施設の運転停止等に係る企業局職員との連絡調整に関する考え方,留 意した事項,その具体性を評価する。
1-5 セルフモニタリング
業務の実施プロセスおよび結果の把握方法,業務改善の仕組み,業 務未達が継続した場合の対応方法等について,内容とその具体性を評 価する。
2.赤川高区浄水場管理業務 2-1 浄水場等の運転管理
新中野ダム,笹流ダムに係る原水水量・水質等の特徴と対応方法, 浄水プロセスに係る水質管理,水量設定,薬品注入率設定およびろ過 洗浄,元町配水場との連携,電力使用量,薬品使用量などの低減対策 等について,留意した事項とその具体性を評価する。
2-2 浄水場等の保全管理
浄水場等の各種設備点検に関する考え方および実施体制について,
留意した事項,点検内容とその具体性を評価する。 2-3 付帯業務への対応
沈でん池清掃ならびにその他付帯業務に関するスケジュール作成上の 留意点,同作業時のバルブ操作上の留意点および実施体制について,内 容とその具体性を評価する。
3.赤川低区浄水場管理業務 3-1 浄水場等の運転管理
新中野ダム,笹流ダムおよび松倉川水源に係る原水水量・水質等の 特徴と対応方法,浄水プロセスに係る水質管理,水量設定,薬品注入 率設定およびろ過池削取,旭岡浄水場との連携,電力使用量,薬品使 用量などの低減対策等について,留意した事項とその具体性を評価す る。
3-2 浄水場等の保全管理
浄水場等の各種設備点検に関する考え方および実施体制について, 留意した事項,点検内容とその具体性を評価する。
3-3 付帯業務への対応
ろ過池削取およびその他付帯業務に関するスケジュール作成上の留意 点,同作業時のバルブ操作上の留意点および実施体制について,内容と その具体性を評価する。
4.東部地区水道施設管理業務 4-1 浄水場等の運転管理
各浄水場水源に係る原水水量・水質等の特徴と対応方法,浄水プロ セスに係る水質管理,水量設定,薬品注入率設定およびろ過池削取, 赤川高区浄水場との連携,薬品使用量などの低減対策等について,留 意した事項とその具体性を評価する。
4-2 浄水場等の保全管理
浄水場等の各種設備点検および管路,管路設備の点検に関する考え 方ならびに実施体制について,留意した事項,点検内容とその具体性 を評価する。
4-3 給水栓毎日検査等
給水栓毎日検査の実施体制,試料水採水・運搬に係る実施体制,浄 水プロセスへの反映等について,留意した事項とその具体性を評価す
る。
4-4 付帯業務への対応
ろ過池削取および草刈ならびにその他付帯業務に関するスケジュー ル作成上の留意点,同作業時の留意点および実施体制について,内容 とその具体性を評価する。
5.笹流ダム前庭広場・ダム公園管理業務 5-1 公園等の保全管理
緑地管理および構内清掃等に関する考え方ならびに実施体制につい て,留意した事項とその具体性を評価する。
5-2 利用者等への対応
笹流ダム前庭広場およびダム公園は,一般市民へ開放している施設 であることから,その対応に関する考え方,留意した事項とその具体 性を評価する。
6.危機管理に関する事項 6-1 総括・副総括責任者の役割
事故災害発生時における総括責任者および副総括責任者の役割,従 事者への指示等について,留意した事項とその具体性を評価する。 6-2 原水高濁時の対応
原水高濁時における運転管理上の留意点,体制等の具体性を評価す る。
6-3 リスク管理
リスクの想定,防止策,対応,体制等について,内容とその具体性 を評価する。